昨年の12月に東京マラソンを走ることが現実となって、フルマラソンを完走する自信がなかったので慌てた。できる限りの準備はしないと大変なことになると感じたので走り込もうとしたら、軟弱な足はすぐ悲鳴を上げた。筋肉トレーニングも若干しながら走っているが、少しでも速く走ろうとすると足の筋肉のどこかに支障が出た。
周りからやりすぎは禁物とのありがたいアドバイスを貰いながら1ヶ月が過ぎ、少し慣れてきた頃に距離を走るように心がけた。ゆっくりでも時間をかけて走るといずれはゴールがくる、と修行をするような気持ちで走った。苦しいながらも走り終わったときの満足感はある。
それに体重が少しずつ減り始めた。だいぶ経ってからウエストも減り始めた。顔を洗うときも顔の筋肉が薄くなっているのがわかるようになった。泳いだりテニスをしたりと身体を動かしても、ビリーズ・ブートキャンプを1週間しても、体重もウエストも全然減らなかったのに、危機感を持って週に3,4日走るだけでダイエット効果は確実に出た。ほんとに安上がりの方法だ。
走る苦しみが楽しみだというところまでくると一寸やばいが、今のところは苦しいが自分の体の限度を探りながらの走りは楽しい状態だ。
前にコメントにも書いたが、村上春樹の本で、「「きつい」というのは避けようのない事実だが、「もう駄目」かどうかはあくまで本人の裁量に委ねられている」という言葉が重くのしかかると本当にそう思う。