最近相次いで地鎮祭をしたふたつの現場の1ヵ月後の状況報告。
共に専用住宅ではあるが、
ひとつは、木造在来工法、2階建て、ベタ基礎、延40坪、
もうひとつは、鉄筋コンクリート造、地下1階地上3階建て、既製コンクリート杭、
地下駐車場を入れて120坪と、構造や規模が大きく違う。
竣工予定が来年3月末と7月末でその違いが、地鎮祭後1ヶ月を少し過ぎたところで、
如実に表われた。
木造住宅はめでたく上棟式を済ませた。
ところが鉄筋コンクリート造は、埋蔵文化財の調査をしたことの影響もあり、
一次掘削をして、杭打ちを始めたところ。
杭打ちといっても、穴を掘って、既製コンクリート杭を埋め込むのだが。
今回のコンクリート造の住宅は、木造住宅が完成した頃に、上棟を迎える。
地下階があり、トータル4層の建築であることが大きく影響しており、
同じ2階建て同士であれば、ここまで差はつかない。
私は、ハウスメーカーのように、まず構造ありきで設計がスタートするわけではない。
その状況に一番適した構造を選択する。そのあたりは、おいおい機会をみて話してみたい。