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お茶会に呼ばれて、友人たちと参加した。
場所は、品川区歴史資料館の附属の茶室。今回使用した小間は四畳半。 旧安田財閥の建物だそうだ。 茶室を設計することもあるので、知識としての茶道は ある程度は知っているが、やはり実践が大事だとつくづく実感した。 無作法な私たち(無知な集団で押し掛けてしまった)に、まず足を崩してリラックスするように、 丁寧に声を掛けていただき、変に緊張することも無く、おいしくお茶を頂けた。 お濃茶も苦さの中に甘みがあり、もっと飲みたい気がした。 小間の床の間の掛け軸とお花。 「掬水月在手」 このあとに、「弄花香満衣」と続く。 唐の時代の詩人、于良史の「春山夜月」という詩に基づいた禅語だそうだ。 水を掬(きく)すれば 月、手にあり 花を弄(ろう)すれば 香、衣に満つ 「両手で水を掬(すく)うと、夜空の月が手の中の水に映る。 花を手折ると、花の香りが衣にしみるほど満ちてくる。」 月の光はすべてのものに平等に注がれ、道も、すべての人に開かれている。 ただし、「手で掬う」という、自分の働きかけがあってはじめて、 その光を自分のものとして感じることができるという意味が含まれている。 お茶席の「掛物」としては、 秋には前の句を、春には後の句を用いることが多いそうだ。 お茶の道具だけでなく、掛け軸やお花を生けるのもすごく神経を使われているし、 達筆の招待状やお礼状には見惚れてしまった。 立ち居振る舞いも、形骸化した形式ではなく、合理的に出来ていると感じた。 実際にお茶会に参加して、その奥行きの深さに驚くと共に、 それらを鑑賞して楽しめたら、どんなに素晴らしいことかとつくづく思った。 おもてなしの心を持ち、野花にも目を向け、禅語の意味を理解し、日常的に毛筆を使い、 道具の良し悪しを見分け、その取り合わせの妙を工夫し、凛とした作法が出来て、、、、 その奥行きの深さに呆然とするばかりだ。 ただ、掛け軸にあるように、自分から行動を起こさなければ、何も変わらない!
by makodaira
| 2010-10-12 22:34
| お茶
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