中学、高校、大学生くらいの娘を持つ父親たちにはいくつかの共通の悩みがある。
娘に「うざい」といわれて相手にされないというのが一番よくある話だ。
ところがあまりにもよく聞くものだから、みんなそういう時期があるんだとあきらめがついたりする。
同じ悩みを持つ父親として妙な連帯感ができて、父親仲間の娘さんがタップダンスを披露するとか、
演劇に出演するとか聞くと、皆で鑑賞しに出かける。
娘さんが中高生の場合は、まだ「うざい」と言われそうなので遠慮しているが。
今日も娘を持つ父親仲間のお嬢様が出演する演劇を観てきた。
池袋のシアターグリーンで月曜日までやっている劇団「バッコスの祭り」第19回公演「マタイ」だ。
女王ヒミコが呪術で治める国「マタイ」が、科学の力を使う後継者のお蔭で国力を付けるが
邪悪の力を借りたということで「邪馬台国(ヤマタイコク)」となったとか、
物語の2年間の出来事に、現在までの2000年間で起きた科学の出来事(原爆まで)を重ねたりと
脚本もひとひねりがあり面白く観れた。
仲間の父親の娘さんだと素直に応援できるのだが、自分の娘だとどう応援したらよいか戸惑ってしまう。