20数年前の話。
長女が生まれる時、母親の顔がきつくなると男の子だとか、
おなかがつき出ていると男の子だとか言われて、
息子が生まれてくると思い込んでいた。
名前も男の子の名前を考えていた。
そして自分が子供の頃父親としたように、
キャッチボールをするという思いを抱いていた。
ところが娘が生まれて、どうするかというと、具体的にイメージできなかった。
私には弟しかいないので、父親と娘のやり取りを知らないのだ。
休日の夕食前にキャッチボールをするという夢はかなわなかったが、
娘が成人してお酒を一緒に飲むというのがそれに代わる夢となった。
娘二人は成人して食事を餌に連れ出すことはあるが、いつも焼肉をリクエストされる。
ちょっと雰囲気が違うと思っていたが、最近ようやくその夢に一歩近づいた。
私の誕生日祝いとして娘たちに御馳走になったのだ。
まだ、食い気先行だし、食後もダーツで大人げなく対抗してしまったので、
雰囲気はまだまだだが、無事成長してきてくれたことに感謝したい。
最近、周りから孫が生まれたという声をよく聞くようになった。
次なる夢なのだろうが、ジジイとは呼ばせない。