笹子トンネルの天井崩落事故が起きて、身近でも何か起きないかと世の中騒がしい。
隠れている欠陥を見つけるのは、地道な点検作業によるところが大きいが、
「花の建設、涙の保全」と言われているように、保全にはどうしても
人とお金がまわりにくいのがネックとなっている。
大丈夫かなということで言うと、私の事務所の近所で、大韓民国の大使館が新築工事を
行っているのだが、気になるのだ。まだ、足場もかかっていて、全容がはっきりしないので、
確たることは言えないのだが、正直こんなので大丈夫なのかなと思って見ている。
4層のオフィス空間が、地上10mの高さに浮いているような構造なのだ。
それを受ける柱も感覚的には細いと感じるし、その配置も不自然な気がする。
綿密な構造計算の上に成り立ているはずだから、横からとやかく言うこともないのだろうけど、
完成した暁には、驚きとともにそれなりの安心感は与えてほしいものだ。