クレヨンしんちゃんの映画を見て泣く大人が大勢いると朝のニュース番組で紹介されていた。数年前だったら、「ありえない~」と叫んでいたかもしれないが、最近はそうも言えなくなってきた。
坂東玉三郎のシネマ歌舞伎「鷺娘」を偶然見たことを前回書いたが、本編が始まる前の予告編を見て不覚にも泣いてしまったのだ。「タイヨウのうた」という映画のたった2分30秒の予告編で、太陽の光に当たると死んでしまうという病気の少女が夜中に街頭ライブをしていて恋に落ちる話なのだが、ツボにはまって落涙してしまった。斜め前の男性も手で涙をぬぐっているのが見えたので仲間がいると思ってちょっと安心した。
人生経験が長くなると涙腺のスイッチの数がどんどん増えているということなんだろうか。クレヨンしんちゃんの映画は見ていないのだが、やっぱり泣いてしまうのかな?豊かな感受性を持ち続けたいと願ってはいるが。