若建のメンバーで首相官邸と国会議事堂を見る機会に恵まれた。
デジカメのズーム機能が壊れて撮影できなかったので、画像は若建会員の
浪崎氏撮影のものです。
日本の顔ともいえる二つの建物は、スタイルは全く違うが、さすがに隅々までデザインされていて、思いがこもっている。
首相官邸は、モダンスタイルで出来ているが、ディテールはよく詰められていると感じた。
シンプルに見せるための裏の苦労が予算に制限されずに実現している。
国会も天井高が高いが、首相官邸はシンプルで装飾が無く天井が高い分、
間が抜けている感じがした。
旧官邸と比べて、図体が馬鹿でかくなった分、外観も密度が薄く感じられた。
組閣時に閣僚が記念撮影する階段。
また、官房長官がよく記者会見している演壇で順番に記念撮影した。
私はデジカメが故障してしまったので、携帯電話で撮ってもらった。
せっかく記者会見しているのに、まるで夢まぼろしのようなピンボケで残念。
国会は17年かけて建設されただけのことはあって、デザインの密度が濃い。
テレビの国会中継で見ているだけでは、会議場がこんなに良いとは思っていなかった。
日本各地から最高の建材を取り寄せて作られている。デザインは洋風で、正面玄関のホールはヨーロッパに来ているかのような錯覚に陥った。
当時からセントラルクリーナーだったとは驚きだ。ステンドグラスと郵便ポスト(投函すると地下まで届く)と錠の3つだけが海外のもので、それ以外は、当時の日本の最高水準の技術と、伝統の手仕事が生かされていた。
新旧のタイプの違う建物を見比べられて、充実感のあった見学会であった。