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私の事務所の周りは坂が多い。一番近い坂は「幽霊坂」と名付けられている。
![]() 「ゆうれいざか 坂の両側に寺院が並び、ものさびしい坂であるためこの名がついたらしいが、有礼坂の説もある。東京中に多く七ヶ所ほどもある。」と書いてある。 周辺の住民としては、あまり有り難くない名称だと思うのだが、東京で他にもこの名称の坂がたくさんあるのが面白い。最近この幽霊坂に面してマンションが建設されているが、さすがにマンション名に幽霊坂の名はなさそうだ。 ![]() 確かに両側に寺院がありお墓も多いが、昼間は幽霊が怖いからというより、坂の勾配がこの辺りで一番きついので、つい回り道をしてしまう。 就職を機会に大阪から東京に出てきた時にまず感じたことが、都心部に緑が多いということだ。これは東京に坂が多いことに起因すると思われる。平地ばかりだと隅から隅まで宅地として利用されてしまうが、傾斜地は宅地として利用しづらいので樹木がそのまま残されていることが多いのだ。 この余白を都市の余裕として大事にしたい。 ▲
by makodaira
| 2005-09-19 23:01
| 建築
前回「地下室の功罪」で、私の事務所が地下にあるのに水没する心配がないと話したのは、事務所が高台にあるからなのだが、ちょっと用事を済ませるにも坂を上ったり下ったりしなければならない。数年前に近くのホームセンターのチラシで、変速機付の折りたたみ式自転車が、1万円ちょっとで買えると広告していたので、これは安いとつい買いに走ったのだが、変速機付は売り切れていた。欲しいと思うと我慢が出来ず、近くの自転車屋で2万円以上高い物を購入してしまった。その当時は損した気分だったのだが、今日コンビニに買物に行ったとき、その時買い損ねた自転車を見つけて、密かに満足した。
![]() 手前のハンドルや支柱が錆びているのが、買い損ねた自転車で、その向こうが今使用している自転車だ。 ![]() サドルの支柱や荷台も錆びている。購入した自転車はブレーキの部品がアルミダイキャストだし、ハンドルやサドルの支柱もアルミ合金で出来ているし、他の部品の品質も差が歴然としていて、最初に高いお金を払った甲斐があったとしみじみ感じている。(ちなみにロック歌手の忌野清志郎の盗難にあった自転車は160万円らしい。)新品の時はそれほど差がないかもしれないが、2,3年ではっきりと差が出ているのを目の当たりにした。建築でも同じようなことがあることを、判りやすい例が見つかればお話ししてみたい。 ▲
by makodaira
| 2005-09-13 02:38
| オフタイム
![]() この画像は、以前「トップライトの功罪」で取り上げた私の事務所の打ち合わせスペースだ。 実はこのスペースは地下なのである。設計事務所として15年この場所でやっていて、雨漏りの心配をすることはあったが、幸い建物の場所が高台にあるので、豪雨で水没する心配はしたことがない。 最近の台風でも、集中豪雨によって地下室が水没したというニュースをよく聞く。当然排水ポンプは2台以上備えているはずだが、自然の脅威は想像をはるかに超える。私も過去に五反田周辺で道路が川の状態になっているのに遭遇したことがある。道路のマンホールが浮き上がって水が溢れ出てくる。膝まで浸かって駐車場の車を移動しに行った。車のなかに水が入る寸前で、安全な場所に移動できたが、川のような道路にはポリバケツやゴミ袋が漂っていて異様な光景だった。車を移動した短い時間に腰まで浸かる位に水かさが増していた。下水管が排水を受け付けないのだから、ポンプをいくら廻しても水は排出されない怖さを目の当たりにした。 住宅の場合、地下室の面積は大まかに言うと、容積率(延べ面積/敷地面積)の制限を受けない。都市計画法で制限されている面積の最大1.5倍まで建てる事が出来るように、建築基準法が数年前に緩和された。日影規制で建物の高さを容易に高くは出来ないので、土地が狭くて必要な床面積が取れない場合には、地下室を設けることは有効な手段なのだ。 私も地下室を持った住宅を幾つか設計していて、喜んで住んで貰っている。ホビールームとして大きな音で心置きなく音楽や映像を楽しみたい時などには最適だ。また、道路に高低差がある場合などは、地下や半地下を設けて空間の効率を図って庭の広さを確保したり、スキップフロアにして空間の変化や連続性を考慮したりする。 しかし、水没する可能性のある土地では、設備機械任せで地下室を設けることは絶対に避けたい。五反田でのあの光景が思い出されるからだ。 もうひとつ、地下部分の建設コストが、地上に建設するより1.5倍以上かかるのが予算上ネックになる。深い穴を安全に掘る為の費用や、採光や通風の確保の為の工夫(ドライエリアなど)や設備費、水や湿気に対する対策の費用などが余分にかかるのだ。 それでも敢えて言う。地下室はコストが高いと最初から諦めないで、出来た空間がそれだけの費用を払う価値があるか検討することを、特に都市住宅ではぜひお薦めしたい。 ▲
by makodaira
| 2005-09-10 02:15
| 建築
中央区役所に用事で立ち寄ったとき、「デザインの筋」という観点から見て対照的な建物を見つけたので写真にとってみた。
![]() 最近亡くなられた世界的に著名な建築家丹下健三氏設計の旧・電通本社ビル(1967年竣工)である。正面に見える柱梁の格子が4列並んでいるよと言わんがために、左の妻壁に梁の端部が覗いている。構造的にはそこまで延ばさなくてもよいのであるが、「デザインの筋」としてはぜひとも見せたい端部なのである。 ![]() 電通ビルと同じならびにある公共建築であるが、設計者はわからない。いろんな事情があって建築というものは成り立っているので、「デザインの筋」からだけでどうこういうのは酷な面もあるので敢えて調べていない。あくまで私の「デザインの筋」という観点から言わせて頂くと、筋が通っていないのである。 上層階の周辺はグレーのタイルが張ってあってアルミパネルの部分を囲っているのであるが、3階の床レベルでぷつんと切れている。1,2階部分は明るい色の御影石が張られているのであるが、上層部を支えている感じがまったくしない。裏に廻ると1,2階の中央部分に、予算の関係であろうか、御影石の代わりに同じグレーのタイルが張られていて、仕上材料の使い方がまったく意味不明なのである。 グレーのタイルの意味として、上層階の周辺部を補強するために使われているとすれば、地上から積み上げた重量感のある構造体として表現するのが「筋」であろう。3階の床で止めるのであれば、1,2階の御影石が上層階を支えているという表現が必要であろう。当然御影石の開口部のデザインも上層階とは異なるべきだと考える。だから、私は筋が通っていないという印象を受けてしまうのである。 現代では表面の仕上材と構造体は別物になっているので、仕上としてどういう材料をどのように使おうが建物は出来てしまうのであるが、私は「デザインの筋」というものは通したいと思っている。構造体と仕上は別物だという今の状況を表現に使う手は十分考えられることだが、「筋」を理解したうえで可能な手段なのである。 ▲
by makodaira
| 2005-09-06 00:48
| 建築
私のストレス解消法は、体を動かすことだ。最近はテニスとスイミング。腰痛の原因が運動不足だと医師に言われてからは、週末にテニス、平日の夜に週1,2回スイミングに行こうとしてはいるが、仕事の都合や天候に恵まれないと、なかなか実行できない。今日はたまたま昼の打ち合わせがなく、思い切って昼休みにプールに行ってみた。
![]() 開閉式の天井から太陽光が燦燦と水中まで降り注ぎ、どこかのリゾート地に来ているかと錯覚するほど、水中にいるのが気持ちよかった。泳いだあとはビールを飲んで昼寝でも出来たら最高だけど、当然午後も仕事が待っている。疲れが残らない程度の泳ぎににすればよいものを、隣のコースに同じような速度で泳いでいる人がいると、つい力がはいってしまう。 ![]() すごく速い人には最初から勝負は挑まないのだけれど、今日は生憎似たような速度の人がいたものだから頑張ってしまい、午後の仕事にちょっぴり影響が出たかも。晴れた日の水中の光の美しさには虜になりそうだ。 画像は残念ながら私ではない。ブログの内容に合うものを「ターザン(マガジンハウス社)の特別編集スイミングBOOK」から使用させていただいた。 ▲
by makodaira
| 2005-09-02 02:09
| オフタイム
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